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信州木工会 研究会 報告書  工芸の杜信州新聞記事


 宿泊場所 道すがら高山木材市売?を見学する。
針葉樹材が主、広葉樹はあまり置いていなくて胡桃や樺は数本あった位。
事務所の方の話によると、広葉樹材は今までからパルプ用として出されるものが8割がたを占めていて、その中ら径のあるものなど良材を家具用に用いていたのだが、パルプ材が値崩れを起こし、採算が取れなくなったため広葉樹材が全般に流通しなくなったとのこと。扱う量は地元の大手木工所の需要にも対応しきれないくらいとのこと。

 飛騨高原美術館へ、TAKAYAMA〜飛騨高山・岩倉栄利と夢の仲間たち〜展を見学する。

 柏木工が作る、氏デザインのいすの展示を見る。
量産家具で有りながら、ディテールを突き詰めた家具はすばらしいと感じた。
細身の丸棒を組み合わせたカフェチェア−はとても量産の品とは思えない。
精度のある仕事をしないと絶対にもたないつくりになっている、すべてに機械精度によるものだと説明者のメーカーのひとは言うが、不均質な特性をもつ木材を素材とするのだから、機械がいくら正確でもうまくいく保障などはないと思うのだが。手加工なら加減と言う言葉もあるだろうけれど。岩倉氏本人を目撃する。館内そのほかの展示、アールヌーボーのガラス器やC.R.マッキントッシュの室内を再現した部屋などを見学する。

 車移動、高山市内飛騨産業の元工場で近く取り壊しになるという巨大な建てものにてキタニ北欧家具構造展を見る。
日ごろ、諸資料で目にすることの多い有名な椅子がずらりと勢ぞろいしていた。
たくさんありすぎて、きょろきょろしているうちに時間が過ぎてしまいとても惜しい、もう少しゆっくりと見る機会があればなあという思いが残る。

 全体を通じて普段現物を見ることが困難なものをたくさん見せていただき濃密な二日間でした。最後になりましたが案内をしてくださったサカイさんをはじめオークビレッジの方々、そして今回の計画を立ててくださった谷さん、幹事として気を配ってくださった小松さんに心から感謝の意を表します。本当にありがとうございました。
                        報告者 山戸忠
       

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