二日目。
清見村オークビレッジへと向かう。サカイさんという方の案内で各施設を見学する。まずは工房、3人の若い方が(内一人は女性)働いていて、一枚イタのテーブルを3、4台まとめて製作中。
働いている3人の人はたくみ塾と言うオークビレッジの養成所出身で、成績優秀な人を雇用するシステムになっているとのこと。
見学者のために手を止めていただいているなか説明を
聞く。
製品のうち多くのものは楢で製作するが、製作中のものの中で1台はニュージーランドのカウリという土埋木であるとのこと。持って見た重さは見た目ほどには重くないと言った程度で赤みのある桂かミズメのような木。
機械場は特に変わった様子も無く、昇降盤をはじめとして見慣れたものが並ぶ。
スピーカーの製造で協力しているという大手電機メーカーなどは設備を見てびっくりしたというお話をされていた。
奥へ行くと、乾燥材の置場があり、これから製作するテーブルの木取途中のものが立てかけてあったりする。3枚はぎの楢材で目の細かい材を綺麗にそろえた木取をして立てかけてあった。
材は北海道産を主として、耳を落としたフリッチ材というものを使用している。
近年は良材が少なくなってきて、ロシアなどからの材も使わないと間に合わないということだが、すり漆をかけたりする場合、発色の具合が違い青みが出てしまうので、木取時の組み合わせに気を使わないといけなくて・・・、
水の違いか、土壌の違いか何故かなあ、とのこと。
土場を巡って人乾施設へ。
巨大な高周波乾燥機を見学、メーカーとの共同開発を行った機で、随分と試行錯誤をしたとのお話、結論としてはミズ楢材には不向きと言うオークビレッジとしては最悪の結果になってしまったとのこと。
その他の材で薄板ならとても効果的で、生木を入れて数日で含水率を10パーセントまで落とせるうえ、狂いも出にくいとのこと。
方法は桟積ではなくてベタに積み、上下の電極板ではさんで電磁波を流し、温度をあげる。
真空の庫内で温度を40度まで上げると水分が蒸発し、それを外へ取り出すことで乾燥をさせる。
一日にドラム缶1本の水が排出されるとのこと。
漆塗装施設へと移る。
3室ほどが並び、木地調整から塗りまでを行っている。最終の塗りの部屋では、綺麗に整頓清掃された室内で、職人さんが手馴れた動作でロッキングチェア−と思われる部材を塗っていた。
建築部門の作業場を見学する。
綺麗に整頓された細工小屋はちょうど現場に出払っているのか部材もあまり無く、ひと気もなかった。
車で少し走ったところのたくみ塾を見学する。近く中部縦貫道の工事のため移転するという建物は、板張りの外観の小ぢんまりとした2階家とプレファブ3棟、プレファブの中は主に若い人中心、中に混じって高年齢の人など大勢の人が作業をしていた。
1棟目は角のみやら自動、手押しなど機械作業を行って
いた。
2棟目は小物を仕上げるような作業を、3棟目は塗装や、
箱詰めなど、本当に木工場さながら、実作業を行っていた。
帰りがけにもう一度オークビレッジへお土産を買いに行く。
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